2013年12月17日火曜日

英語の対策その1(基礎)

この記事はこれから英語の勉強を始める人用です。
中学校の英語で悪い成績を取ったことがないのなら、
この記事の段階ではそこまで苦労しないはずです。

まず、英語は文法を知って下さい。
私の経験上(体験談を読んでもらえるとわかると思います)、
たとえ中学の文法をほとんど忘れていたとしても、
長文の読解本(速読英単語など)を繰り返しやっていれば、
時制の区別や関係詞のかかった文の訳し方とかは、
その文法自体をあんまり知らなくても慣れで理解できてしまいます。
しかしこの慣れには個人差がありますし、
慣れだけでは本当に難しい文が出た時にかなり訳すのに手こずると思います。
そして特に、このブログの主旨であるTOEICの対策においては、
最低限の文法の知識と英文解釈力がないと確実に点数が頭打ちになります。

体験談を読めばわかると思いますが、
私も初めは文法をろくにやらずにゴリ押しで速読英単語やDUOなどを読んでいました。
これでは効率が悪すぎます。
文法の知識と英文解釈の基礎がついてれば、
文章をなんとなくではなく、ロジカルに読み取り理解することができます。

とにかく文法と文法解釈の基礎を学ばずに英語を勉強するのはかなり博打です。

それとこれから始める人は、最初の段階は各本を2~3周は必ずするようにしてください。
特にこの記事のような、
土台を築く段階ではしっかりと知識を定着するためにも必ず回してください。
別に1周で殆どの内容が理解できるし覚えてるって人は構わないのですが、
大多数の人はそんなうまくいかないはずです。
(TOEICのような演習式の対策本ではちょっと例外があります、
これは後の記事で説明するので今は無視してください。)

・英文法と英文解釈の基礎

(余裕があればこれに加えて、次の記事の単語帳のどれかをやっておくことをおすすめします、
ただし優先順位は英文法と英文解釈で。)

とりあえず文法も英文解釈も、大学受験の予備校の先生が書いている本がいいです。
最低限必要な知識が入った文法の本がこれです。

この本は高校レベルの文法で本当に最低限のレベルです。
時間がない人でもこの本程度の知識は蓄えておきましょう。
TOEICの対策本でも文法用語は頻出ですが、この本で大体の文法用語の知識は抑えれます。
逆にこの知識すらないとTOEIC対策本をやるのは非常に辛いです。
英語が本当に苦手でいきなり高校レベルはキツイって人は

これをやってから大岩をやりましょう。

上を終えたら、次は英文解釈の本ですね。

英文解釈の本はこれが基本であり定番です。
英文解釈本は大雑把に言うと「文法は理解したけど読み方がわかんない」って人用の本です。

似たような本でこっちでもいいです。レベル的にはこっちの方がやや簡単。
この時気をつけてほしいがあって、
どちらの本でもそうなんですが、「文を頭から訳す」ことを徹底して欲しいです。
文を後ろから組み立てて読み解く、いわゆる「返り読み」では、
TOEICのような大量の英文を処理する試験では効率が悪すぎます。


これらの本で文法と英文解釈の基本を押さえれば、
後述のDUOや速単の必修編はもちろん、TOEICの文が読めないってことはないでしょう。
実際、私は時間がなくてこの「大岩」「英文読解入門」しかやってません。
大体二つ合わせて2ヶ月もかからないでしょう。
ただ低学年で時間がだだ余りしてる人とかであれば、
下の本で単語を覚えながら、もうちょっと内容を掘り下げた本をやってもいいです。
その本については各自でネットで調べて探してみてください。
私は使ってないのでちょっと口出しできません。
 
一応、ここまでやっておけば英語の基礎は身に付けたことになります。
次の記事からはTOEICの対策について書きます。
TOEICの対策はこの記事レベルのことはやってあることを前提として書きますので、
ここで妥協しないようにしてください。

一般の英語の試験がある大学を視野に入れている人は・・・


文法と英文解釈を学んだらすぐにTOEIC対策に移っても構いません。
しかしある程度時間があって、 一般の英語の試験がある大学も視野に入れている人は、
高校レベルの単語帳をできれば2冊程度終えておいて下さい。
単語が羅列してある本でもいいんですが、
できれば文で覚えれる形式の本をやっておいて欲しいです。
理由は上で学んだ文法と英文解釈の技術が使えるからです。

私が使った本は「DUO3.0」です。

文が非常に洗練されていて、前段階で身につけた読解力の土台を固めるには最適です。
単語もこれで結構網羅できます。
更にこの本の強力なのがリスニング音声で、

単語の定着効率を上げれるのが主なメリットなんですが、 
TOEICのリスニングに入る前の基礎もこれで抑えれます。
いくら編入でリスニングがないからといって、
これのリスニングCDを使わない人は非常にもったいないです。
どれを買えばいいのかよくわからないときはこれを買っておくのが安牌です。

もう一つおすすめしたいのが「速単シリーズ」 です。

DUOは一文単位で覚えますが、この本は完全に長文形式で覚えます。
編入の一般受験で英語がそれほど難しくない大学なら、
このシリーズの「必修編」の単語を最低限抑えれば間違いないです。
「必修編」が難しかったら「入門編」からやりましょう。

DUOをメインに速単で長文も抑えるのがベターではないでしょうか。
私はこの2つで短文も長文も両方抑えてたので、TOEICへの移行もかなりスムーズでした。
一応念を押しておきますがこれらの本も頭から読んで訳すようにしてください。
(意味が取れなくて文構造を解析した場合は、理解した後ちゃんと頭から訳せるようにしましょう)


上2冊を終え、TOEICもやり終えたなら次はアカデミックな内容の長文を読むといいでしょう。
最近は環境や工学系の内容を出題してくる大学が多いです。

本屋さんとかで見た感じはこの辺が良い感じでした。
後は英検の過去問にもよくこの手の話題の文章があります。
ほかにも旧帝大などは読解や文法に加えて英作文も出題してきますが、
これも一般の大学受験用の参考書でなんとかなります。
英作については他の人の体験談などを参考にするといいでしょう。
(私は受験で英作文などが必要なかったので口出しできません)

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